かぶれた原因がわからなくても皮膚科を受診しよう
かぶれにはその原因が自分で思い当たる節がないなどのように、何にかぶれたのかわからないことがあります。
普段通りの生活をしていて、かぶれるような要素が見つからない場合でも、かぶれた症状があるなら皮膚科を受診することが必要です。
かぶれの症状はその原因物質の毒性が関係していて、毒性が強いほど症状も強く出ます。
かゆみを伴う発疹が出ることがほとんどで、水疱、紅班などが多くみられるものです。
日常生活の中でかぶれる可能性があるものでは、油や洗剤、石鹸などがあります。
例えば、新商品の洗剤を購入して使ったら手がかぶれた、というようなケースが多くあります。
こうしたときはゴム手袋を付けて洗剤を使用するか、別の洗剤を使用するかなどの対処が必要になります。
おむつでもかぶれることがありますが、この場合はおむつを使用している人の尿や便が細菌の働きによって分解が進み、アンモニアとなったとき、アンモニアの刺激によってかぶれます。
おむつをあてがう部分を清潔に保ち、汚したらなるべく速やかにおむつ交換をすることで解消へと向かいます。
かぶれの原因はいろいろなものがある
皮膚科にかぶれの症状を訴えてくる方は多くいますが、その原因はあまりはっきりしないことが多いです。
ある程度の問診や視診によって大まかな予測をつけることができても、アレルギー症状との違いの見極めが難しいので、場合によっては血液検査をするときもあります。
かぶれの原因で考えられるものは、植物や化粧品、金属、薬剤などが多くあります。
しかし、植物のかぶれといってもどの植物でかぶれたのかまでは特定しにくいです。
植物といっても公園や道端にも多く生えていますから、植物によるかぶれというくくり方が多いです。
皮膚科によっては代表的なもののパッチテストを行うことがありますが、症状を抑える方が先と考える皮膚科もあり、必ずしも絶対に行うものではありません。