軟性線維腫の症状、原因、治療法
軟性線維腫とは ?
軟性線維腫は皮膚にできる腫瘍の一つです 。首、乳房、股間、脇の下、まぶた などにできることが多いです。
軟性線維腫の症状について
軟性線維腫は大きくはありません。 色は通常の皮膚と同じぐらい。だから気づかない事も多いのです。中高年の女性に現れやすいと言われています。だから、発生しやすくなったら更年期の曲がり角かもしれません。この他にも 、肥満の人に出来やすいというデータもあります。
軟性線維腫の原因とは ?
実は、はっきりした原因は今でも解明されていません。しかし、有力だと言われている説はあります。
・ 肌の老化
先ほど少し取り上げましたが、中高年の女性は軟性線維腫ができやすいです。つまりそれは肌の老化が原因だと考えられています。
・摩擦
肌が洋服と摩擦 することも原因と考えられています。 先ほど、肥満の人が軟性線維腫になりやすいという話を取り上げましたが、それは肥満の人は摩擦が生じやすいからです。 脇の下に軟性線維腫ができやすい場合は、ブラジャーとの摩擦も原因かもしれません。
・ホルモンの変化
妊娠中の女性に軟性線維腫ができやすいというデータもあります。妊娠中はホルモンがバランスが崩れやすいので、ホルモンの変化が原因だと言われているのです。
軟性線維腫の治療法について
軟性線維腫は放っておいても日常には支障をきたさないので、無理に治療する必要はありません。しかし、放っておくと余計に摩擦して、痛みを発生させる場合があります。そんな時には 皮膚科で次のような治療法を試してみて下さい 。
・ ハサミで切除する
医療用ハサミを使って切除する方法です。 最もスタンダードな治療方法となっています。出血が心配人もいるかもしれませんが、軟性線維腫は小さいので、大きな出血にはなりません。麻酔を使ってくれるケースも多いので痛みを感じることはないでしょう。
・ レーザーで切除する
医療用レーザーを使って腫瘍を切除する 方法です。こちらもスタンダードな治療方法となっています。はさみの切除よりも出血の心配が少なく、麻酔を使えば痛みの心配も必要はありません。傷跡が残ることもないので安全性の高い治療法となっています。